CASE.02 S様

現代的な機能と、古家の愛着を併せ持った住まい

ご結婚以来、ご夫婦で長年愛着を注いできた住まいを建て替えたS様。現代的な機能を備えつつも、家族の記憶を引き継ぐ住まいづくりを実現しました。

かつての古家に愛着はある一方で、雨漏りや室内の寒暖差、設備の劣化、動線の古さに悩みを抱えていたS様ご家族。子どもたちの独立を機に新居への建て替えを行いました。

新しい住まいでは、1階に事務所と車庫を設け、2階に居住スペースを配置。玄関そばには荷物専用の昇降機を設置し、2階までの重い荷物の持ち運びも容易にできるようにしました。また設備や動線の一新はもちろん、全館空調を採用することで、部屋ごとの温度差がなくなり、いつでも快適に過ごせるようになりました。

江戸唐紙や障子の桟を取り入れた和室など、個性的な空間も実現しています。素材選びにもこだわり、珪藻土や無垢の木など自然素材を多用することで、温かみのある空間ができあがりました。亡母が大切にしていた人形や趣味の作品などを飾るスペースも設けています。また、建て替える前の家の長屋門や庭木をそのまま活かし、外観に古家の面影を残すことを心がけています。

こだわり

機能や間取り、素材や色にこだわった。自然素材を多用し、江戸唐紙や障子の桟を和室に使用するなど、心地よい空間作りを心がけた。

きっかけ

自分たちで建て替えを計画していたとき、住宅メーカーからの提案に納得ができないまま契約を迫られました。以前、ネクスト・アイズ主催のイベントに参加したことがあり、相談したところ、色々とアドバイスをしてもらい、コンサルタントをお願いするに至りました。

想い

設備や間取りは一新しつつも、お祖母様の思い出の品や古家の庭木を残すなど、古家の愛着を残した家づくりを心がけた。

担当者のコメント

すでに提案を受けていた住宅メーカーのプランを見たとき、S様のニーズと合致しておらず、金額も高いと感じました。住宅メーカーは規格住宅のため、用意された選択肢の中から選ぶことになります。S様のように個々の素材をこだわりたい場合は、相性のよい工務店に依頼する方が理想に近づきます。当社が間に入り建築会社のコンペを実施。選択肢を広げることで納得のいく家が生まれました。

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